東京都は7月2日、公式サイトを更新し、主に夏季に小児を中心に流行する感染症「手足口病」が都内で警報基準に達したと発表した。都は感染予防策の徹底を呼びかけている。
患者報告数が警報基準を超過
都によると、都内の小児科定点医療機関264か所から報告された第26週(6月22日〜28日)の定点当たり患者報告数は6.30人/週となり、2年ぶりに都の警報基準を超えた。都は「大きな流行となっています」と伝えている。
患者報告数が警報レベルにあるのは31保健所中16保健所で、管内人口の合計は東京都全体の48.59%にのぼるという。
症状と感染経路
手足口病は、口の中、手のひら、足の裏などに発疹や水疱が現れるのが主な症状で、発熱を伴う場合もある。ウイルスを含んだ咳やくしゃみを吸い込んだり、手に付着したウイルスが口に入ることで感染する。
都は「手足口病はウイルスによる感染症で、特別な治療法はありません」とし、感染予防策として「こまめな手洗いやマスクの着用、咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等で覆う咳エチケットが大切です」と呼びかけている。
アルコール消毒は効果薄く、石けんと流水で手洗いを
都は感染予防のポイントとして、「アルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでこまめに手を洗い、自分専用のタオルで手を拭きましょう。咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等で覆う等の咳エチケットを心がけましょう」と説明。
さらに、「症状がおさまった後も、患者の便の中にはウイルスが含まれますので(2〜4週間)、トイレの後やおむつ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう」と伝えている。
他の夏風邪にも注意
都は「夏には、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱等も、主に小児を中心に流行します。ご家庭、保育所、幼稚園、学校等においても、感染予防策の徹底をお願いします」と喚起している。



