元公安捜査官が明かす「刑事ドラマとはかけ離れた地味すぎる仕事」の実態
元公安捜査官が語る地味な公安警察の実態

公安警察と一般警察の決定的な違い

元公安捜査官の勝丸円覚氏によれば、公安警察は「日本の治安を維持するため日々任務を行う警察のセクション」であり、一般警察と根本的に異なる点は取り締まる対象にある。一般警察が空き巣や痴漢、強盗、殺人などの市井の犯罪を取り締まるのに対し、公安警察は「公共の安全に対する犯罪」や「反社会的な活動」を対象とする。つまり、ミクロの視点で市民生活を守るのが一般警察、マクロの視点で国家全体を守るのが公安警察という構図だ。

ドラマと現実のギャップ

映画やドラマではスパイさながらの華やかな活動が描かれるが、勝丸氏は「公安警察の仕事は『監視』と『情報収集』の2つに要約される」と述べ、実際は「辛抱・我慢・忍耐」の三語がふさわしい地味な世界だと強調する。監視対象は過激派やテロリストなど、日本の治安を脅かす可能性のある人物や組織に限定される。

公安捜査員になるための条件

公安捜査員に選ばれるには、3つの基準があるという。まず、ある日突然「スカウト」が現れる形で候補者が選ばれる。重要な資質として「社交性」と「食らいついて質問できる能力」が挙げられる。また、一般的なイメージに反し、「警察官より高給」というのは大間違いで、給与水準は一般警察官と変わらないと勝丸氏は指摘する。

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日本における各国の諜報活動

勝丸氏は、日本国内で各国の諜報活動が活発に行われている現状にも言及。公安警察はこれらの活動を監視し、情報収集に努めているが、その実態は表に出ることの少ない地道な作業の連続だという。

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