不整脈に悩む人は60歳を過ぎると増える。しかし、1万人以上の心臓治療に携わったすぎおかクリニック院長の杉岡充爾氏は、「不整脈の9割は心配無用」と断言する。病院によってはすぐに「これは治療が必要ですね」と言われることもあるが、その真意を著書『不整脈・動悸・心房細動 自力でできるリセット法』から解説する。
不整脈とは何か
不整脈とは、その名の通り「脈が不整=整っていない」状態のこと。リズムがバラバラに乱れる状態を指す。心臓は通常、一定のリズムで拍動し、全身に血液を送り出す。この拍動が手首や首の動脈に伝わったものが脈であり、健康な成人の安静時の脈拍数は1分間に60~100回とされる。
9割は「期外収縮」で心配不要
杉岡氏によれば、不整脈の多くは「期外収縮」であり、その9割は心配無用だという。「5連発程度までの期外収縮なら心配ない」と同氏は説明する。専門医だからこそ、医師が「医師は重い言葉を使いすぎ」と感じることもあるという。不整脈を過大に診断する医師はかなり多く、患者が不必要に不安を抱えるケースも少なくない。杉岡氏は、患者は過度に不安を抱く必要はないとしている。



