美容皮膚科医でTHE ROPPONGI CLINIC代表の長尾沙也加氏は、肌老化の約8割を占める「光老化」を防ぐために、日焼け止めの3層塗りを推奨している。多くの人が日焼け止めを塗る量が不足しており、商品に記載された紫外線カット効果を得るには、普段の2〜3倍の量が必要だと指摘する。
正しい日焼け止めの塗布量
長尾氏によれば、クリームタイプではパール2粒分(1粒直径約1cm)、ローションタイプでは1円玉2枚分が目安。2度塗りすることで必要量に近づくという。また、紫外線吸収剤は光や空気で劣化するため、開封後半年以内に使い切るのが理想的。日焼け止めは30〜60g容量が多く、毎日適量を塗れば1〜2カ月で使い切れる設計だ。開封から半年以上経過したものは、残量があっても処分し新しいものを使うべきとしている。
2時間おきの塗り直しが必須
朝塗れば一日中効果が続くと思われがちだが、日焼け止めは想像以上に落ちやすい。触れただけ、顔を動かすだけでもヨレ、汗や皮脂、摩擦で簡単に取れる。SPFの持続時間には限りがあり、時間経過とともに効果は低下。特に表情豊かな人はシワに日焼け止めが入り込み、落ちやすくなる。そのため、2時間ごとの塗り直しが基本で、どんな高機能品でも塗り直しをしなければ効果は半減する。例えば、朝出勤前に塗っても、紫外線が最も強い13時頃にランチで外出すれば、効果は大幅に低下している。
こまめに重ねるのが効果的
長尾氏は「こまめに重ねるくらいがちょうどよい」と述べ、3層塗りを実践している。これにより、光老化のリスクを大幅に低減できるとしている。



