国際女性デーにアン・ハサウェイさんが国連でスピーチ、期待と現実の差を語る
国際女性デーにアン・ハサウェイさんが国連でスピーチ

毎年3月8日は国際女性デー(International Women's Day)。この日を中心に、女性の地位向上や平等、安全を求める行事が世界各地で行われる。その中で国連女性機関(U.N. Women)の親善大使で俳優のアン・ハサウェイさんのスピーチが注目を集めている。

国連総会でのスピーチ

スピーチは国連総会議場での式典で行われ、国連女性機関のシマ・バフース事務局長がハサウェイさんを紹介した。バフース事務局長は「アカデミー賞女優であり、長年にわたり国連女性機関の親善大使を務められているアン・ハサウェイさんを壇上にお迎えできることを大変嬉しく、光栄に思います」と述べ、ハサウェイさんを「女性や少女の権利を情熱的かつ揺るぎなく擁護してこられました」と称賛した。

登壇したハサウェイさんは開口一番「Thanks, boss.」と述べ、会場から笑いが漏れた。ハサウェイさんが親善大使になったのは2016年で、事務局長はいわば「上司」に当たる。事務局長もあいさつの中で初回以外は「Anne」と呼び、二人が親しい仕事仲間であることをうかがわせる。

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厳しい現実への言及

だが、それもつかの間、「言うまでもなく、世界は今、異様で錯綜した局面を迎えています」との言葉で厳しい現実に引き戻す。約5分のスピーチは現状の厳しさを描き、それでもこの日を祝い、前進の力とする大切さを訴える。

国際女性デーは1977年に国連総会で決議されたが、実際の歴史は長い。19世紀半ばから欧米を中心に女性の権利獲得への動きが高まり、1911年3月8日に女性の境遇や労働権利に対する抗議運動が広く行われたのが国際女性デーの始まりとされる。

テーマと表現

国連の今回のテーマは「Rights. Justice. Action. For All Women and Girls」(権利。正義。行動。すべての女性と女児のために)だ。各単語の後にカンマではなくピリオドを打っているのは、おのおのが重要だと強調しているからだと米国出身の同僚は解説する。

なお、Oscarはアカデミー賞の別名で、この1週間後の同賞の発表・授賞式でハサウェイさんは今度は贈呈者の一人を務めている。steadfastは「確固たる」「揺るぎない」などを意味する頼もしい言葉だ。championは「大義のために戦う人」のことだ。

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