メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領は22日、米国から麻薬密輸容疑で起訴された与党知事が職務に復帰したことを受け、国家よりも「個人的利益」を優先する政治家たちを批判した。
知事の復帰と再離脱
シナロア州のルベン・ロチャモヤ知事は21日、メキシコ検察による捜査に対応するため5月に離脱していた知事職に復帰することをX(旧ツイッター)で発表していた。しかし22日に入って、再び知事職から離脱する意向を示している。
大統領の批判
シェインバウム氏はXへの投稿で、特定の人物の名前を挙げなかったものの、「国民とメキシコの利益の上に、いかなる個人的利益も置かれることはあってはならない」「信念なき権力は傲慢となり、限度のない権力は濫用となる」と述べた。
シェインバウム氏はロチャモヤ氏の職務復帰について、「彼のツイートで知りました」と記者団に語り、「Xに投稿を出したばかりです。私から言えるのはそれだけです」と述べた。
知事の特別休暇申請
ロチャモヤ氏は22日、Xに「30日を超える無期限の特別休暇」の承認をシナロア州議会に求める文書を投稿し、再び職務を離脱する意向を示した。
米司法省は4月、麻薬組織「シナロア・カルテル」と協力して「大量の」麻薬を米国に流通させたとして、ロチャモヤ氏と左派与党の「国家再生運動(MORENA)」の幹部9人を起訴し、身柄の引き渡しを要求した。



