「政局の秋」を目前に、政界では今夏、新党の旗揚げが相次いだ。8月19日に新政治団体「護憲リベラル共生」、7月20日に地域新党「ひろゆき&いずみ新党(仮)」が設立され、「れいわ新選組」から名称変更した「いのちの党」も8月6日に再出発の会見を開いた。
リベラル勢力の受け皿を目指す「ゴリラ」
護憲リベラル共生の設立会見には約100人の記者が集結。会見に臨んだ川内博史氏、阿部知子氏、平岡秀夫氏はいずれも今年2月の衆院選に中道改革連合から立候補して落選した前議員だ。略称を「ゴリラ」としたことについて、3氏は「力強く地に足をつけて平和を守るという思いを込めた」と強調した。
そのうえで、「(新党には)立憲民主党の現職参院議員を含む16人が参加の意向を示している」と述べ、リベラル勢力の受け皿を目指し、政党化も視野に入れていることを明らかにした。8月末に一定の方向を決める中道・立憲民主党・公明党の合流協議に影響する可能性も少なくない。
「ひろゆき&いずみ新党」は地方から国政へ
一方、7月20日に立ち上げられた「ひろゆき&いずみ新党(仮)」は地域新党として発足。こちらも既存野党に所属していた衆参の現・元議員や無所属議員が中核となっており、地方から国政への進出を目指すとみられる。
行き着く先は政界再編か、野党の多弱化か
これら3つの新党はそれぞれ独自の設立趣旨や政策目標を掲げるが、いずれも「野党再編の起爆剤となることを狙う」点で共通する。はたして思惑どおりに機能するのか。3党を軸に永田町の先行きが注目される。



