共産党の小池晃書記局長は19日の記者会見で、18日に投開票された横浜市長選で同党公認の新人、浅賀由香氏(46)が8万9052票を得たことについて、「大変健闘されました」と評価する言葉を繰り返した。
得票は参院選比例票を下回る
浅賀氏は7人中6位で、得票は昨年の参院選で共産党が横浜市内で得た比例票を下回った。小池氏は今年2月の衆院選比例票を基準とする考えを繰り返し、「健闘」評価の一線を崩さなかった。
小池氏は会見で「今年の総選挙を出発点として、どこまで伸ばしていくのかが、われわれの目標だ」と述べた。
「2月からは伸ばしている」と反論
共産党が今年2月の衆院選で横浜市内で得た比例票は7万5762票で、今回の浅賀氏の得票はこれを17.5%上回る。小池氏は「総選挙の比例票の117.5%という得票になった」と強調した。
一方、昨年7月の参院選と比較すると、共産党が横浜市内で得た比例票は9万7602票で、浅賀氏の得票はこれを8550票、8.8%下回った。浅賀氏は横浜市長選への出馬は初めてだが、2012年の衆院選神奈川15区に出馬し、2013年以降の参院選神奈川選挙区にも5回立候補している。
記者団からは、浅賀氏について一定の知名度を得ているとして、「客観的に見た方がいいのではないか」「正確な評価ではないのではないか」など、「健闘」評価を疑問視する指摘が相次いだ。
小池氏は「だから十分とは言わない」「もっと伸びるべきというご主張はその通り」と述べつつ、「2月からは伸ばしている」と反論した。また、浅賀氏に電話をしたところ、浅賀氏は「よく頑張れてよかった」と話し、意気軒高に今後の戦いに臨む構えだったという。共産党神奈川県委員会も同様に評価しているという。
参政党は「極右的」と警戒感
一方、参政党が推薦した福山敦士氏(37)は今回23万418票を獲得し、前回市長選の14万8236票から8万2182票増やした。順位も3位から2位に上がった。小池氏は参政党について「極右的」との見方を示し、「警戒が必要だ」と語った。