兵庫県の川西市長選と市議選(定数24)は18日、投開票された。市長選では、無所属現職の越田謙治郎氏(49)が、無所属新人で前市議の斯波康晴氏(59)を下し、3選を果たした。当日有権者数は12万7701人で、両選挙の投票率は51・44%(前回49・28%)だった。
「当選確実」の一報に支持者と喜び
同市中央町の越田氏の事務所には、午後8時5分頃、「当選確実」の一報が入った。多くの支持者とバンザイ後、花束を手にした越田氏は「川西市は私にとって人生のすべてと言える。24年前に市議に当選した時の初心を忘れず、具体的な政策を一つひとつ実現していきたい」と笑顔を見せた。さらに「進めてきた改革に対する批判の声にも向き合い、より丁寧に説明責任を果たしたい」と述べた。
公約は教育・福祉・防災を柱に
7日間の選挙戦で越田氏は「財政健全化と行政サービスの拡充を両立させてきた」と2期8年の実績をアピール。3期目に向け、「次なる希望を市民と描き、実現する」と呼びかけた。具体的には、子どもの意見を入れた教室の整備や、小中学校と特別支援学校の一体化による教育モデルづくり、福祉現場の人材確保、防災・減災対策の拡充を公約に掲げた。市内をきめ細かに回り、「市民の反応がすごくいい」(越田氏)と手応えを語るほど支持を確実に固め、勝利につなげた。
越田氏の経歴と斯波氏の訴え
越田氏は川西市出身。同志社大法学部を卒業後、25歳で市議に初当選し、市議を2期、県議を2期務め、2018年の市長選で初当選した。現在、全国青年市長会副会長を務める。斯波氏は、越田市政について「市民の声が届かず、政策決定の過程が不明」と批判。公共基盤やサービスの充実、中学校の部活動地域展開の抜本的見直しなどを公約として示した。街頭などで「市民自治を取り戻す」と訴えたが、及ばなかった。