「まちに潜むケア」写真募集、久留米市がSNSで優しさ可視化
久留米市が「まちに潜むケア」写真募集、優しさ可視化

福岡県久留米市は、街中でふと目にした時に心が軽くなったり、うれしくなったりする光景をSNSで共有する取り組みを9月から始めた。手入れされた道路脇の花壇や、いつもきれいにそろっているアパートの自転車置き場など、普段は見過ごしがちな、さりげない優しさや善意を可視化し、街の魅力の再発見や地域への愛着醸成につなげたいとしている。

「まちに潜むケア」を写真で募集

同市地域福祉課によると、街中で気付いた優しさや思いやりが感じられる物事を「まちに潜むケア」と定めた。該当する写真を募集し、週に1回、市の公式サイトで紹介している。これまでには、目立つよう塗装された駐車場脇の塀や公園で草取りをするボランティアの後ろ姿などの写真を文章とともに掲載している。

投稿方法と市のチェック

投稿は、サイトなどにあるQRコードを読み込んで公式LINE「まちに潜むケア」を友だち追加し、写真にニックネームと簡単な説明文を添えたメッセージを送れば完了する。法令やプライバシー上の問題がないかなどを市がチェックした上で、週に1回、サイトでまとめて紹介する。

きっかけは昨年度の事業

きっかけは、市が昨年度に実施した事業「ケアするローカル研究所」での試み。地域福祉やコミュニティーづくりなどを学ぶゼミで、「ちょっとした気配りなど、街中にもケアと言えるものがあるので探してみよう」との提案があり、参加者がLINEで共有を始めると、様々な写真が集まった。この投稿をまとめて展示したところ、「心が温まる」などと好評だったため、市は一般からも募集することにしたという。

同課は「『まちに潜むケア』を探してみると、見慣れた風景も見え方が変わってくる。気軽に投稿して楽しんでもらいたい」と呼びかけている。