岐阜県東白川村長選挙 候補者2人の政策アンケートを公開
岐阜県東白川村長選挙が12日に投開票を控える中、本紙は立候補している元村議の桂川一喜さん(63)と元副村長の桂川憲生さん(65)に政策アンケートを実施した。質問ごとに120字以内で書面回答を寄せてもらい、公約や村の未来像、人口減少対策などを明らかにした。
桂川一喜候補の政策ビジョン
質問(1)どんな村を目指しますか
全ての村民の生き方をサポートし、アイデンティティーを持ち続けることができる村を目指す。若者から高齢者まで、それぞれが持つ夢の実現のために村が応援できることを全て実行し、郡部であることが足かせにならないように援助する。
質問(2)任期中に必ず実現する公約を教えてください(三つ以内)
- 住民が負担している公共施設の維持費を行政が持つようにする
- 外出支援バスを予約制でドアツードア運行にし、人だけでなく物も運べる仕組みにする
- 習い事や塾にかかる費用を助成し、保護者の負担を減らす
質問(3)人口減少対策は
永住だけでなく、短期滞在の人も歓迎できる村にする。短期滞在であれば可能という若者や専門的知識、技術を持った人材に活躍してもらう。日帰りであっても、村づくりに協力してくれる人を増やす仕組みをつくる。学生が活躍するフィールドを提供する。
質問(4)政策実現に生かせる他の候補にはない強みを教えてください
民間でのイベント運営や文化活動の支援を成功させてきたノウハウを持っている。議員や商工会長時代の人脈。ICT関連の知識が豊富で、関連予算を軽減できる。部活の指導経験から一人一人の個性を強みとして生かすことができる。
桂川憲生候補の政策ビジョン
質問(1)どんな村を目指しますか
人口減少が進む中にあって、その課題を解決し、10年後、20年後にも、希望をもって若者が暮らせる村、働く人や高齢者が安心して暮らせる村を目指す。
質問(2)任期中に必ず実現する公約を教えてください(三つ以内)
- 人口減少の課題が解決されるという見通しに到達する
- 生涯歩ける体づくりの仕組みをつくる
- 持続性ある収益事業実現の実施計画を立てるところまで到達する
質問(3)人口減少対策は
移住定住策の更なる拡充。現在300世帯ほどが村の空き家バンクからの「空き家お知らせメール」に登録している。ボトルネックは供給。掘り起こし要員を確保し、片付けから情報公開までの人員も増やす。年間12世帯36人を大きく上回る目標を設定する。
質問(4)政策実現に生かせる他の候補にはない強みを教えてください
45年の村職員としての行政経験と、課題解決能力は小生の大きな強みと思っている。
選挙の背景と有権者への影響
東白川村長選挙は、深刻な人口減少問題に直面する地方自治体のリーダーを選ぶ重要な選挙だ。両候補とも人口減少対策を最重要課題として位置づけており、具体的な政策アプローチに違いが見られる。桂川一喜候補は短期滞在者や学生の活用など多様な人材受け入れを強調し、桂川憲生候補は移住定住策の拡充に重点を置いている。
公共施設の維持費負担や外出支援バスの改善など、村民の日常生活に直結する課題についても、両候補が具体的な解決策を提示している。有権者はこれらの政策比較を通じて、村の未来を担うリーダーを選択することになる。
地方自治体の首長選挙では、候補者の政策ビジョンと実現可能性が重要な判断材料となる。今回のアンケート回答は、有権者が両候補の考え方や優先順位を比較する貴重な情報源となるだろう。12日の投開票では、村民一人一人が村の将来像を考えながら投票することになる。



