7月24日、改正皇室典範が公布された。最大の眼目は、1947(昭和22)年に皇籍を離脱した旧11宮家の男系男子を皇族の養子として迎えることを可能にするとともに、その子どもが男性であれば皇位継承資格をもつとしたことにあった。男系男子による皇位継承にこだわる保守派の意向が露骨に反映されたのだ。
江戸時代までさかのぼる養子の歴史
天皇の歴史を振り返れば、江戸時代までは養子となった後に即位した天皇もいた。現天皇の直系の祖に当たる光格天皇は、江戸時代に創られた閑院宮家の出身で、後桃園天皇が男子を残さず死去したため、養子として迎えられた。
葬られていた「養子案」
明治期に皇室典範が制定され…



