トランプ前米大統領は20日、大統領選の仕組みである選挙人団について、各州の選挙人を比例配分で割り当てる方式への変更を求めた。現行の勝者総取り方式では、人口の多い州の声が過小評価されていると主張している。
選挙人団の仕組みと現状
米大統領選は、各州に割り当てられた選挙人の過半数を得た候補者が当選する。現在、ほとんどの州で、州内で最多得票を得た候補者がその州の選挙人をすべて獲得する「勝者総取り方式」が採用されている。
トランプ氏は、この方式では人口の多い州の有権者の意思が十分に反映されないと指摘。選挙人を各候補者の得票率に応じて配分する「比例配分方式」を導入すべきだと主張した。
トランプ氏の主張と背景
トランプ氏は声明で「現在の制度は、カリフォルニア州のような大州の何百万もの有権者の声を無視している」と述べた。同氏は2020年大統領選で敗北した後も、選挙制度に繰り返し異議を唱えてきた。
今回の主張は、共和党内でも議論を呼ぶ可能性がある。比例配分方式への変更は、一部の共和党が強い州で民主党候補が選挙人を獲得する余地を生むためだ。



