連載『角栄語録 愛と理』より、ロッキード事件で田中角栄に反旗を翻した河野洋平にかけられた、角栄の「一生忘れられない言葉」が話題を呼んでいる。その言葉とは「こりゃ懐が深すぎるわ」。角栄の人間性が滲むエピソードとして、多くの読者の共感を集めている。
ロッキード事件と河野洋平の反旗
ロッキード事件は、1976年に発覚した日本政界を揺るがす汚職事件。当時、田中角栄元首相が米ロッキード社から賄賂を受け取った疑惑が浮上し、政治生命を脅かされた。そんな中、田中派に所属していた河野洋平は、事件の責任を取るべきとして田中に反旗を翻した。河野は田中派を離脱し、後に新自由クラブを結成するなど、田中と距離を置く行動を取った。
角栄の「懐の深さ」が滲む言葉
河野の行動に、田中は怒りや恨みを抱くどころか、むしろ「こりゃ懐が深すぎるわ」と評したという。この言葉は、河野の行動を許容し、むしろその潔さを評価する角栄の寛容さを示している。河野は後年、この言葉を「一生忘れられない」と語っており、角栄の人間性への敬意を表している。
角栄語録に残る名場面
本エピソードは、連載『角栄語録 愛と理』で取り上げられ、田中角栄の人間的な魅力を伝えるものとして注目されている。角栄は、政治的な敵に対しても寛大な態度で接することで知られ、このエピソードはその象徴的な例と言える。河野洋平もまた、この言葉に感銘を受け、後の政治活動に影響を与えたとされる。
現代にも通じる角栄の教え
このエピソードは、現代の政治やビジネスにおいても、リーダーの懐の深さが重要であることを示唆している。角栄の「こりゃ懐が深すぎるわ」という言葉は、敵対する者に対しても寛容であることの大切さを教えてくれる。連載では、他にも角栄の数々の名言や逸話が紹介されており、読者から高い支持を得ている。



