2018年の働き方改革関連法成立以降、残業時間の上限規制や年5日の有給休暇取得義務化、同一労働同一賃金の施行など、日本の労働環境を変える制度は着実に整備されてきた。しかし、現場からは「負担が減った」という前向きな声だけでなく、「思っていたのと違った」という戸惑いも多く聞かれる。本連載では、マイナビニュース会員500人を対象としたアンケート(2025年12月1日実施)をもとに、働き方改革の裏側で起きている実態を漫画で紹介する。
形骸化する1on1:同じ課題を半年ごとに繰り返す不毛さ
働きやすい職場づくりを目的に導入された1on1ミーティング。しかし、制度が機能せず、意味のない時間になっているケースが少なくない。半年に一度、同じ課題を話すだけの繰り返しで、声を上げても何も変わらず、変わろうとする動きすら見えない——そんな状態では、むしろ従業員のモチベーションは低下する。もちろん、すべての課題に対応するのは難しい。しかし、対応が困難ならその理由を伝えるなど、何らかの回答を返す必要があるのではないだろうか。
ノー残業デーの裏で増える残業
ノー残業デーを設定しても、その日のうちに終わらなかった業務が翌日に持ち越され、結果的に残業時間が増加するケースも報告されている。形だけの制度導入では、現場の負担軽減にはつながらない。働き方改革は、制度を作るだけでなく、実効性を伴わせる運用が不可欠だ。
制度と現場のギャップ:まだまだ山積する問題
働き方改革によって、よりよい労働環境のための制度は整いつつある。しかし、制度ができたからといって現場が楽になるわけではない。運用が上手くいかず、しわ寄せが現場に及ぶケースも多く、問題は山積みだ。形だけの改革で終わらせないためには、働く一人ひとりの違和感を置き去りにしないことが重要である。
あなたの職場では本当に変化を実感できていますか?
この連載では今後もさまざまな“働き方改革の現実”を取り上げ、立ち止まって考えるきっかけを提供する。調査はマイナビニュース会員500人を対象にインターネットログイン式で実施。漫画はメシウマ娘(遅咲きのフリーランス漫画家)が担当し、SNSやブログでもエッセイ漫画やイラスト上達のTipsを発信している。



