大阪市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」の具体案をつくる大阪府・市の法定協議会が26日に開かれた。前回会合で、唯一参加する地域政党・大阪維新の会の委員から、新たな区名に「大阪市」を盛り込む提案があったが、府市の事務局はこの日、否定的な意見を述べた。
事務局「区別できなくなる危惧」
「大阪市」を区名に盛り込む案については、吉村洋文知事(維新代表)も会見で「名前を変えたくないのが理由で反対だという人もいる」と述べ、検討項目の一つだとしていた。
だが、法定協の事務局を務める、府市で組織する副首都推進局はこの日、「名称の定め方に法令上の制限はない」とした上で、「今の行政区の名称か、新たに設置される特別区の名称を意味するのか、区別できなくなる危惧がある」と指摘。「現在の自治体を示す『大阪市』を残すことが新たな自治体の名称として適切なのか、疑問を持たざるを得ない」との見解を示した。
知事「市民の意見を広く聴いてみたい」
吉村氏は法定協後にあった定例会見で、「検討の余地はあるということは今も変わっていない。事務局がこう言うからやめますというレベルの話ではない。大阪市民の皆さんの意見を広く聴いてみたい」と述べた。
大阪市の横山英幸市長(維新代表代行)は法定協後の会見で、新たな区名についての市民アンケートを維新として実施する考えを示した。



