上海の画家・方攸敏氏、京都・泉涌寺に四季描いた襖絵42面を奉納
上海の画家、泉涌寺に四季の襖絵42面奉納

中国・上海を拠点に活動し、日本の自然に造詣が深い画家、方攸敏(ファンユーミン)氏(82)が26日、京都市東山区の泉涌寺(せんにゅうじ)へ42面の「御寺月輪・四季大観図」を奉納した。9月3~6日まで参拝者に一般公開される。

奉納のきっかけと背景

奉納は方氏が令和6年に同寺で開催された展示会に作品を出展したことがきっかけとなり、中国・宋と日本を結んだ同寺の開山・月輪大師(がちりんだいし)の800年御遠忌を記念して実現。京都御所から同寺に受け継がれた空間「小方丈」の襖絵が老朽化したため、新たな襖絵の制作が始まった。

作品の特徴と公開

完成した襖絵は、一面ごとに独立した日本の春夏秋冬を花鳥画として鑑賞できる一方、色の濃淡によって遠近感が表現され、遠くから眺めると四季折々の光景が一望できる。修正や下書きはなく筆のみで描かれ、作者の感情をあらわにするような表現で制作された。

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作者のメッセージ

方氏と日中で制作活動を行う長男の巍(ウェイ)氏(58)が発表会見に出席し「日中関係が厳しい中、作品が泉涌寺に受け入れられ長く残されていくことは大変意義深い。単に作品を奉納するだけではなく人と人、文化と文化をつなぐ大切なご縁のひとつ」と方氏のメッセージを代読した。

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