職場には、社則に明記されていないものの、なんとなく存在する「暗黙のルール」が数多く残っている。働き方改革やリモートワークの普及が進む一方で、明確な理由なく受け継がれるこれらの慣習は、効率や従業員のモチベーションに影響を与えることも少なくない。マイナビニュースは2024年9月2日、会員500人を対象にインターネットログイン式アンケートを実施し、職場の「謎ルール」の実態を調査した。
上司の「お昼行くけど誰?」発言に若手が気まずい空気
調査結果の一例として、上司が「お昼行くけど今日は誰?」と尋ねる瞬間、若手社員の間に気まずい空気が走るというエピソードが紹介された。このようなルールは、多くの場合「前からそうだったから」「誰かが不快に思うかもしれないから」といった曖昧な理由で継承されている。しかし、その背景には組織の同調圧力や上下関係、ジェンダー意識の偏りなどが潜んでいるケースもある。
形骸化したルールがもたらす影響
形骸化したルールを放置すると、業務効率の低下や従業員のストレス増加につながる可能性がある。例えば、毎日書く必要がないにもかかわらず日報を強制するルールや、不要な挨拶の強要などが挙げられる。こうした慣習を今の時代に合った形に見直すことが、健全な職場づくりの第一歩だと専門家は指摘する。
アンケートでは、職場の謎ルールに関する具体的なエピソードが多数寄せられた。回答者の一人は「なぜか毎朝、全員でラジオ体操をしなければならない。理由を聞くと『伝統だから』と言われる」とコメントしている。また、別の回答者は「飲み会の幹事は強制で、断ると冷たい目で見られる」と打ち明けた。
謎ルールの背景にあるもの
これらの謎ルールは、単なる習慣ではなく、組織文化や権力構造を反映している場合がある。調査では、特に上下関係が厳しい職場や、長年同じメンバーで運営されている部署で謎ルールが残りやすい傾向が示された。一方で、リモートワークの普及により、一部のルールが自然消滅したという声も聞かれた。
マイナビニュースの漫画連載「面接でやらかした話」を執筆するいとうちゃんは、本調査のイラストも手掛けた。いとうちゃんは「ネクラな性格で基本家にこもっているため…白い」と自己紹介し、世界を俯瞰する趣味を持つ。最近はグッズ作りに夢中で、LINEスタンプ・着せかえ・絵文字も販売している。
健全な職場づくりに向けて
働き方改革が叫ばれる昨今、形骸化したルールを見直す動きが重要だ。調査結果は、従業員が声を上げやすい環境づくりや、定期的なルールの見直しの必要性を示唆している。マイナビニュースでは、全197話の「職場の謎ルール」を一気読みできるコンテンツも提供しており、関心のある読者に向けて公開中だ。



