大阪府泉佐野市は25日、幼稚園だった建物を改修して乳児院を設置することを発表した。定員20人で、来年度中に設置する。改修費用は1億5千万円ほどを見込む。
この乳児院は、生まれた子どもを匿名で託せる「赤ちゃんポスト」(事業名は赤ちゃんいのちのバトン)と、病院側にのみ身元を明かして出産する「内密出産」の導入の準備を進めており、預けられた子どもの受け入れ先とする。
改修設計費など743万円を計上
改修の実施設計費用などとして、今年度の一般会計補正予算案に計743万円を計上した。
両事業をめぐっては、7月27日に市と府とが公開で実現に向けた課題を話しあった。同市の千代松大耕市長は、受け入れ態勢づくりを優先し、今年度中としていた導入時期を、来年度に後ろ倒しする考えを示していた。
中長期的な受け入れ態勢の整備へ
さらに、中長期的な受け入れ態勢の整備に向け、乳児院の新設などを盛り込んだ基本構想を策定する。
千代松市長は「乳児院、児童養護施設の体制整備を含め、子どもたちの未来をつないでいける取り組みを進めたい。なるべく早く事業を始めることで、救える命がある」と話した。
市と連携して事業にあたる「りんくう総合医療センター」については、9月から改修工事が始まる予定。



