政府は、飲食料品の消費税率を来年4月から2年間、8%から1%へ引き下げる方針を閣議決定し、秋の臨時国会での法案成立を図る。しかし、この方針に対しては「5兆円の財源をどうするのか」との批判が続いている。
財政を憂える前に消費税の本質を
財政を憂えるのは当然だが、その前に「消費税とはそもそも何なのか」を正確に共有しておく必要があると、金沢工大大学院教授で元海将の伊藤俊幸氏は指摘する。
法律上の名称は消費税だが、納税の仕組みは国際的にいう「付加価値税方式」だという。
宿泊税との比較で見える仕組み
各地で導入が進む宿泊税と比較すると分かりやすい。宿泊税では「宿泊者が納税義務者」で、ホテルは「特別徴収義務者」として客から預かった税を自治体へ納める。いわゆる「預かり税」だ。
「消費税」の名に惑わされるな、と伊藤氏は警鐘を鳴らす。



