【9月18日 AFP】米首都ワシントンの総合文化施設ケネディ・センターが「解体」されているかのような画像を手に取って見るドナルド・トランプ大統領を捉えたAFPの写真が17日、大きな話題となった。
AFPのブレンダン・スミアロウスキー・カメラマンが16日夜に首都ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地で撮影した写真には、大統領専用機エアフォースワンの窓越しに、赤文字で「Kennedy Center DEMOLIS...(ケネディ・センター、解体…)」と記された資料を手にしたトランプ氏が写っている。
写真の詳細と撮影経緯
単語の残りの部分は飛行機の窓枠に遮られて確認できないが、トランプ氏はケネディ・センターの解体に繰り返し言及してきた。テキストの下には、解体された建物から大型の黄色い重機が瓦礫をすくい上げている場面を捉えた大きな写真が掲載されている。
スミアロウスキー氏は、ノースカロライナ州での選挙集会からホワイトハウスに戻るトランプ氏を撮影していた際、同氏がいつもとは違う席に座っているように見えたため、注視していたと説明した。
ソーシャルメディアで話題に
ホワイトハウスを20年間取材してきたスミアロウスキー氏は、「興味深い写真だ」「ケネディ・センターは今、マスコミに大きく取り上げられており、その未来が話題になっている」と述べた。
スミアロウスキー氏が撮影した一連の写真はソーシャルメディアで数百万回閲覧され、多くの米メディアでトップニュースとして報じられた。
政治的な反響と今後の見通し
さらに、トランプ氏がケネディ・センターに自らの名前を冠しようとする試みに抵抗している民主党のジョイス・ビーティー下院議員(ケネディ・センター理事)が17日に裁判所に提出した書類にも、証拠として添付された。
ホワイトハウスはスミアロウスキー氏の写真について問われると、「トランプ大統領が昨晩述べたように、大統領が手を出さなければ、当然ながらケネディ・センターが老朽化し続ける」と回答した。
対イラン軍事作戦や物価高騰に対する有権者の不満から支持率が30%台前半に低迷する中、トランプ氏はケネディ・センターに自身の名前を冠することに強く執着している。連邦地裁が今週、ケネディ・センターにトランプ氏の名前を掲げることは認められないとの判断を再び示すと、トランプ氏は同センターを解体すると脅迫した。(c)AFP



