英中銀、金利据え置き 物価高と景気減速で難しい判断
英中銀、金利据え置き 物価高と景気減速の板挟み

イングランド銀行(BOE、中央銀行)は2日、金融政策委員会(MPC)で政策金利を5.25%に据え置くことを決定した。市場予想通りの結果となり、物価高と景気減速の板挟みの中で難しい判断を迫られた。

据え置きの背景

BOEは昨年12月から金利を5.25%で維持しており、今回で4回連続の据え置きとなる。MPCの9人の委員のうち、8人が据え置きに賛成し、1人が0.25ポイントの利下げを主張した。

英国の消費者物価指数(CPI)上昇率は1月に前年同月比4.0%と、目標の2%を依然として上回っている。一方で、経済は減速しており、2023年後半にはリセッション(景気後退)に陥った可能性が高い。

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委員の見解

BOEのアンドリュー・ベイリー総裁は声明で「金融政策が機能している証拠はあるが、インフレが目標の2%に持続的に戻るまで、金利を引き下げる必要はない」と述べた。また、「インフレ率は今年後半に目標水準に戻ると予想している」と付け加えた。

一方、利下げを主張したスワティ・ディングラ委員は「金融政策の効果が経済に与える影響を考慮すると、早期の利下げが必要だ」と述べた。

今後の見通し

市場では、BOEが今年後半に利下げに転じるとの見方が強まっている。しかし、インフレ圧力が根強いため、その時期については不透明感が残る。

BOEは今回の決定に先立ち、今年の経済成長率見通しを0.5%に引き上げた。しかし、2025年の成長率見通しは0.25%に引き下げており、長期的な景気回復にはなお課題がある。

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