高市首相、お盆休みも公邸で過ごす 靖国参拝見送りか、改造人事と維新入閣候補に注目
高市首相、お盆休みも公邸で過ごす 靖国参拝見送りか、改造人事と維新入閣候補に注目

高市首相は、お盆休みも里帰りやホテルでの静養を見送り、公邸住まいを続けるとみられる。側近によれば、熊本地震への対応を優先するためだという。首相周辺は、被災者対応と並行して、秋の臨時国会での最重要案件となる消費税減税関連法案の策定や、その前に行われるとみられる内閣改造・党役員人事の与党内根回しに専念するためと説明している。

靖国参拝をめぐる駆け引き

政界関係者が注目するのは、8月15日の終戦記念日に高市首相が靖国神社を参拝するかどうかだ。政治ジャーナリストによれば、高市首相にとって在任中の靖国参拝は実質的な“公約”であり、高市支持とされる保守層の多くが期待しているという。自民党長老は「いつまでも参拝しなければ、保守層の支持を失う」と指摘する。一方、外務省幹部は「もし高市首相が終戦記念日の参拝を強行すれば、中国との関係はさらに悪化し、改善が進んできた日韓関係も過去に逆戻りしかねない」と懸念を示す。

多くの政界関係者は「秋の臨時国会や来秋の自民総裁選をにらめば、参拝見送りの選択肢しかない」と予測しており、複数の政府筋は12日までに「高市首相は参拝を見送る意向」と漏らした。

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首脳外交と夏休みの過ごし方

お盆休みが始まった10日、高市首相は昼前に首相官邸に“出勤”し、熊本地震の非常災害対策本部会議に出席。夕方にはイラン情勢をめぐり、オマーン国王との電話首脳会談を行った。祝日の11日を挟み、12日も官邸に入り、イランのマスウード・ペゼシュキアン大統領との電話首脳会談で、ホルムズ海峡に関して「追加的費用」が徴収されない形で自由で安全な航行が確保されるよう求めるとともに、「バベルマンデブ海峡の現状を深く懸念している」と伝えた。

高市首相周辺は「(首相の)まとまった夏休みの予定はない。出勤するかどうかは、その日にやるべきことがあるかどうかで判断する」と説明し、「平日に休みを取る場合も、首相公邸で数日過ごすだけ」との見通しを示す。歴代首相はお盆期間に別荘やホテルで夏休みを過ごす例が多かったが、高市首相は「0~3時間睡眠」のSNS投稿が波紋を呼んだこともあり、官邸筋は「国民的にも夏休みを取るかどうかが注目される状況」と話す。お盆休みも公邸住まいを余儀なくされる高市首相にとって、人事や臨時国会の乗り切り策を考えると、結果的に“眠れぬ夜”が続くことは避けられそうにない。

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