高市政権1年、旧「小沢王国」で首相への期待と評価割れる
高市政権1年、旧「小沢王国」で首相への期待と評価割れる

高市早苗首相の就任から1年が経過し、その支持の広がりを検証する連載の第3回。野党が存在感を示してきた地域にまで、首相の訴えが響いた理由を探るため、記者はかつて「小沢王国」と呼ばれた岩手県北上市を訪れた。

「小沢王国」の今と、地方議員の期待

盛岡市から南に約50キロに位置する北上市を含む衆院岩手3区は、2度の政権交代を主導した小沢一郎氏の地元で、長く「小沢王国」と言われてきた。現在は旧民主党出身で小沢氏の側近だった達増拓也氏が岩手県知事を務めている。

野党が存在感を示す地域に身を置く自民議員が、高市首相を支持する理由とは何か。中道改革連合の結成から解体までを取材した菅原普記者は8日、地方議員のもとを訪ねた。

「強い言葉」への期待感と評価の分かれ目

北上市議を4期務めた後、県議に転じた自民の高橋穏至さん(64)は「地方も挑戦できそうだという機運。首相には、手を挙げた地域を応援してくれそうだという期待感がある」と語った。

その一方で、首相の「強い言葉」と現実との落差を指摘する声もある。首相の言動が政治不信を助長しているとの見方や、党内で異論が出にくい状況への懸念もくすぶる。

高市政権の支持がどこまで続くのか。現場の熱気に変化はあるのか。検証は続く。