自民党の村井英樹国対委員長は23日、X(旧ツイッター)に首相の予算委員会への出席を「原則不要」とする民間シンクタンクの提言を紹介する記事を投稿した。村井氏は国会改革を持論とし、日本維新の会の遠藤敬国対委員長との初会談でも改革の必要性で認識を共有した。野党の理解を得ながら議論を進める考えだ。
高市首相も8年前に私案、野党の反発で撤回
国会改革を巡っては、高市早苗首相も8年前、衆院議院運営委員長に就任早々、私案を打ち出したが、野党の反発で撤回を余儀なくされた経緯がある。
村井氏が投稿した記事は、元自民党衆院議員の小倉将信氏が所長を務める民間シンクタンク「NXJIリサーチ」が近く公表するという「首相の時間の使い方」と題した提言を紹介している。提言は予算委を含む各委員会への首相出席を原則不要とし、首脳外交や重要な政治判断など首相にしか対応できない事案に時間を振り向けるよう求める内容だという。村井氏自身が、首相の予算委出席見直しを改革項目として掲げたわけではない。ただ、村井氏は国会審議の効率化に以前から意欲を示してきた。
遠藤氏との初会談で「常識ある国会運営」を強調
18日の遠藤氏との初会談では、国会審議の充実と効率化を進める方針で一致した。村井氏は会談後、「有権者の皆さんが期待をされていると思う。国会における審議の充実化、効率化をしっかりと進めていきたい」と述べ、具体策は「与野党で協議を進めていきたい」とした。
遠藤氏も質問通告を巡って官僚が深夜まで待機する現状などを問題視しており、「常識のある国会運営を目指していく」と強調。「無駄なものは無駄として整理する。合理的、効率的に国会を進めていきたい」と語った。
両氏は改革を急ぐのではなく、秋の臨時国会は改革案を次の通常国会につなげるための「弾込め」に位置付ける。



