「証拠隠した検察ひどい」福井中3殺害遺族、再審制度見直しで参院法務委に参考人出席
「証拠隠した検察ひどい」福井中3殺害遺族、参院法務委に参考人

1986年に発生した福井中3殺害事件で再審無罪となった前川彰司さん(61)と、被害者の姉である大橋宏子さん(58)が14日、参院法務委員会に参考人として出席し、再審制度の見直しについて意見を述べた。大橋さんは、長年前川さんを犯人と信じて恨んでいたことに対して「申し訳ない。私も前川さんも被害者だ」と謝罪した。

被害者遺族が語った「検察の責任」

大橋さんは「前川さんを犯人にでっち上げた警察も、前川さんが犯人でないことを示す証拠があるのに隠した検察もひどい」と強く批判。さらに「最初から証拠が出ていれば、真犯人を捕まえることができたかもしれない」と悔しさをにじませた。この事件では、前川さんが無罪を勝ち取るまでに長い年月を要し、その間、真犯人は捕まっていない。

大橋さんは参考人として、再審制度の早期是正を訴えるとともに、冤罪を生まないための司法改革の必要性を強調した。

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前川彰司さんは欠席、名古屋高検の調査報告書に注目

前川さんも出席予定だったが、欠席した。理由は明らかにされていない。一方、名古屋高検は10日、再審無罪の決め手となった前川さんの知人証言の誤りについて、一審以降少なくとも6人の検察官が把握していたとする調査報告書を公表した。高検は組織的な隠蔽はなかったとしているが、大橋さんはこの点についても「証拠を隠した検察の姿勢は許せない」と述べている。

参院法務委員会では、再審法改正を含む制度見直しの議論が続いており、今回の参考人招致はその一環として行われた。

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