中部電力は27日、浜岡原発1、2号機(静岡県)の廃炉をめぐり、廃炉にかかるお金を管理する「使用済燃料再処理・廃炉推進機構」(NuRO)に対して、事実と異なる工事内容を提出していたと発表した。14件で不適切な事例が見つかったという。
14件の書類で数値書き換え
浜岡原発1、2号機は2009年1月に運転を終え、廃炉作業が進んでいる。中部電によると、25年4月に24年度の廃炉作業の証拠書類をNuROに提出した際、14件の書類で請負会社から報告された解体機器や量などについて、実績と異なる数値などに書き換えていた。14件分として受け取った費用は約8億円という。
動機は調査中、計画に合わせた可能性
動機は調査中だが、事前にNuROに提出した計画の内容に合わせようとしたという情報があるという。
大塚温久・原子力部長はこの日午前に開いた記者会見で「たび重なる不適切事案を発生させ、地域の皆様をはじめとするステークホルダーの皆様にご迷惑をおかけしていることに心より深くおわび申し上げる」と述べた。数値の書き換えにより、請求額が過大になったかどうかは、今後詳しく調べるという。



