愛子さまも悠仁さまの未来の妻も気の毒…中曽根氏不敬発言が露わにした男系男子派の自己矛盾
中曽根氏不敬発言が露わにした男系男子派の自己矛盾

2026年6月30日午後、政府は臨時閣議を開き、皇族数の確保に向けた皇室典範改正案を決定した。そのニュースを見た後、空を見上げると満月だった。コラムニストの矢部万紀子氏は、「麻生太郎・自民党副総裁は今、『この世をばわが世とぞ』思って月を見ている。本当にどんよりした」と皮肉を込めて述べている。

政府案の内容と女性皇族の立場

政府案は「旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎え、女性皇族は結婚後も皇族の身分を保つ」というものだ。養子となった男系男子に皇位継承権はないが、養子の子については、皇位継承順位を記した皇室典範2条の適用を「実方(養子の実家)の系統によるものとする」と記述し、継承資格があることを明確にした。

一方、女性皇族が一般男性と結婚した場合、住民基本台帳を適用する。天皇や皇族の「皇統譜」とは別にする「二流の皇族」扱いだと指摘されている。しかも配偶者や子の身分についての記載がなく、「一般国民のままにする」意志を埋め込んでいると解説されている。矢部氏は「露骨なまでの男系男子推し」と批判する。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

中曽根弘文氏の発言の波紋

自民党の中曽根弘文参院議員は、富山県高岡市での講演(6月28日)で、愛子さまによる皇位継承について「あり得ないんですよ」「愛子さまが天皇陛下になったら大変です。(愛子さまと)結婚する人がいないですよ。いるかもしれませんけど、基本的には難しい。そして、愛子さまも男性のお子さんを産まなきゃならないっていうすごいプレッシャーがかかる」と発言した。

矢部氏はこの発言に対し、「おまえのことだよ、中曽根弘文! まぁ、落ち着け。ちょっとじっくり話しよか。男系男子が好きなのは解る。しかし、少し落ち着いて考えろ! そう言いたい」と痛烈に批判する。

男系男子派の自己矛盾

矢部氏は、中曽根氏の発言が男系男子派の自己矛盾を露呈していると指摘する。愛子さまに「男性のお子さんを産まなければならないプレッシャーがかかる」と言うなら、それは悠仁さまの将来の結婚相手にも同じようにかかるはずだ。男系男子に固執する政治家たちは、その自己矛盾に気づいていないのだろうか、と疑問を投げかける。

また、矢部氏は「女性皇族方は今、どんな気持ちでいるだろう。考えると、こちらの胸が苦しくなる」と述べ、女性皇族への影響を憂慮する。

政治的な背景と今後の展望

政府案は、高市政権のもとで進められているが、野党や国民の間には反発も強い。矢部氏は「国民統合の象徴ではなくなってしまう、不幸な法律案」と断じる。また、中曽根氏の父・康弘元首相は女性天皇容認だったと指摘し、親子で立場が異なることも興味深いと述べている。

今後の国会審議では、与野党の攻防が予想される。矢部氏は「これからも女性は下ですという宣言になる」と警告し、皇室の在り方について国民的な議論が必要だと訴えている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ