香川県善通寺市は10月1日から、市役所の窓口対応時間を現在の午前8時半~午後5時15分から、午前9時~午後4時に1時間45分短縮する試行を開始する。県内の市町では初の取り組みで、来庁時の予約システム導入も検討し、市民の待ち時間短縮も図る。
背景と経緯
職員の時間外勤務などの負担を減らすため、全国的に役所の窓口対応時間を短縮する自治体が増えている。オンライン申請などのデジタル化の進展も導入を後押ししている。善通寺市は2025年夏、市議会からの提案を受けてプロジェクトチームを発足。業務内容や窓口利用の実態調査を行い、今回の短縮を決めた。試行期間中の利用状況や混雑状況を踏まえ、改めて窓口時間を検討するという。
高松市と東かがわ市も追随
高松市では2027年1月4日から、窓口対応時間を午前8時半~午後5時から午前9時~午後4時半に変更する。育児休業取得率の上昇や病気休暇職員の増加による職員不足が導入の背景にある。同市が2025年3~6月に市民課来庁者の時間帯を調査したところ、午前8時半~9時と午後4時半以降の来庁者は全体の8.7%だった。
大西秀人市長は今月8日の定例記者会見で、まずは窓口対応時間を朝夕それぞれ30分ずつ短縮し、勤務時間は変更しないと発表。「空いた時間を活用して新しい業務に対応する、効率化を図るべく職務体制を見直す」と述べた。電話対応(午前8時30分~午後5時)は従来通りで、将来的にAI電話の導入も検討しているという。
東かがわ市でも2026年内をめどに実施予定。6月定例市議会の一般質問で、上村一郎市長は「年内をめどに開始できるよう、具体的な短縮時間や対象範囲、電話対応について検討を進めている」と述べた。また、時間短縮で来庁が難しくなる市民や事業者については「来庁されなくても必要な手続きができるよう取り組んでいく」とした。



