自民党の簗和生農林水産相が、国土交通省が自治体に配分する道路予算を「カットした」と発言し、その後撤回した問題で、朝日新聞は簗氏が問い合わせたとされる自身の選挙区内の予算配分について、各市町に取材した。その結果、総選挙直後の2026年度予算で、要望の3~5割にとどまった市町もあった。
選挙区6市町の予算配分を集計
簗氏の地元の衆院栃木3区は、6市町で構成される。選挙区では、24年の総選挙で自民党籍をもつ無所属新顔の渡辺真太朗氏(33)が立候補を表明したことをきっかけに、保守勢力が二分した。
26年2月の総選挙は、那須烏山市、那珂川町、大田原市の首長が渡辺氏を支援。一方、那須塩原市、矢板市、那須町の首長は簗氏の応援に回った。
要望額と決定額の差
朝日新聞は6市町に、直近3年度分の道路に関する社会資本整備総合交付金の中核的な事業について、要望額と国の決定額を確認した。簗氏の選挙区、栃木3区6市町の予算で、24~26年度分の「要望額」と「決定額」の推移について、各市町に取材。一目でわかるようにグラフで示した。
2月の衆院選で首長が簗氏を支援した市町でも、要望額の3~5割にとどまったケースがあった。