業務の効率化や職員の働き方改革を推進するため、住民向け窓口業務の対応時間を短縮する「時短」の動きが島根県内の自治体に広がっている。
県税窓口、9月から90分短縮
県は9月1日から、県内9か所の県税窓口の受付時間を、従来の午前8時30分~午後5時から午前9時~午後4時に90分短縮する。対象施設は、東部県民センター(松江市)や西部県民センター(浜田市)など、県税の納付や申告、届け出の手続きを対面で対応する窓口。各センターが3~5月に調査したところ、来庁者の9割が午前9時~午後4時に訪れていたことから、短縮を決めた。
当面は、開庁時間内(午前8時30分~午後5時)であれば、従来通り対応する。また、運輸支局の窓口対応時間に合わせ、東部県民センター自動車税管理課の受付時間は午前8時45分~午後4時となる。
県税務課の担当者は「引き続き、キャッシュレス納付などサービス充実に努める」と理解を求めた。
松江市も試行へ、75分短縮
松江市は10月5日から、市役所本庁や各支所などの窓口の受付時間を、試行的に75分短縮する。期間は2027年5月28日までで、市民アンケートなどの検証を経て同年6月の本格実施を目指す。
現在の受付時間は午前8時30分~午後5時15分だが、試行期間中は午前9時~午後4時30分に変更する。対象施設は、市役所本庁(北、南、西エリア)、各支所、保健福祉総合センター。試行期間中も、電話対応は通常通り行う。
市によると、オンライン申請が可能な手続きは現在約160種類に拡大しており、25年12月~26年2月の来庁時間帯の分析でも、午前9時以前と午後4時30分以降の利用は計7.4%と比較的少なかった。
時短により、始業前の準備や閉庁後の書類整理を勤務時間内に行えるほか、浮いた時間を研修や打ち合わせ、政策立案などに充てられるという。
県内では、安来市が25年7月から、安来庁舎内の市民課や税務課などの窓口受付時間を45分短縮し、午前9時~午後5時としている。



