本当に正しい姿勢は「気をつけ」ではない…転倒予防にはつま先立ちの習慣を
本当に正しい姿勢は「気をつけ」ではない

「正しい姿勢で立ってください」と言われると、多くの人は学校で習った「気をつけ」の姿勢を思い浮かべる。しかし、心身統一合氣道会会長の藤平信一氏によれば、この姿勢は自然な姿勢ではないという。

気をつけは不安定な姿勢

実際に「気をつけ」で立つと、背筋を伸ばし胸を張った瞬間に体がこわばり、特に胸のあたりが窮屈で心が上ずる感覚がある。この状態は体が緊張し続けるため維持が難しく、すぐに疲労する。一見しっかり立っているように見えても、実は非常に不安定な姿勢だ。

氣のテストで確かめる

この不安定さを客観的に確認する「氣のテスト」がある。2人で行う。まず、確認を受ける人(X)は気をつけの姿勢で立つ。確認をする人(Y)はXの胸の上部に手のひらを置き、真っ直ぐ静かに押す。Xは無理に抵抗せずそのまま立つ。この時、Xは簡単に押されてしまうだろう。

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一方、自然な姿勢ではどうか。体の力を抜き、足の裏全体で地面を捉え、頭頂から足先まで一本の線でつながるように立つ。この状態で同じテストをすると、Yが押してもXは安定して動かない。この姿勢では、大地に根を張ったように体が安定し、持てる力を最大限に引き出せる。

つま先立ちが姿勢を整える

間違った姿勢は転倒や怪我につながり、結果的に寝たきりの老後を招く恐れがある。藤平氏は、時々つま先立ちをすることで姿勢を正す習慣を勧めている。つま先立ちは足先の機能低下を防ぎ、自然な姿勢を取り戻す助けとなる。たった数分の日課で、転倒リスクを減らす効果が期待できるという。

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