イオンモール熊本(熊本県嘉島町)で28日、地震後に起きた爆発について、専門家は設備から漏れたガスによる可能性を指摘する。
ガス漏れの可能性
東京理科大学の桑名一徳教授(火災科学)は一般論として、「地震によって損傷を受けた空調設備からガスが漏れて、爆発した可能性がある」と話す。施設の規模から考えられることとして「大規模な施設ではたくさんのガスを使っているからこそ、大きな爆発になってしまう」と指摘した。
2011年の東日本大震災ではガス漏れが原因で、石油コンビナートの大規模な火災爆発事故が起きた。ただ、地震によるガス漏れのリスクは一般の家庭でもある。桑名さんは「においなどに注意し、異常を感じたらただちに元栓を閉めるなどの対応が必要です」と呼びかける。
避難対応の課題
東京大の廣井悠教授(都市防災学)は、「地震後、安全性が確認されていない建物からは退去することが鉄則だが、酷暑のなかでの対応はあまり考えられてこなかった」と指摘する。その上で「建物の安全性は倒壊危険度だけでなく、防火設備の状況などの確認も必要だ」と話した。



