茂木外相がイラン外相と緊急電話会談 地域情勢の沈静化と邦人解放を強く要請
茂木敏充外相は3月9日、イランのホセイン・アミール=アブドラヒアン(アラグチ)外相と緊急の電話会談を実施しました。この会談において、茂木外相はイランと米国、イスラエル間の攻撃の応酬によって悪化している中東地域の情勢に対して深い懸念を表明し、事態の早期沈静化に向けた働きかけを行いました。
邦人2人の早期解放と在留邦人の安全確保を要求
さらに、茂木外相はイラン国内で拘束されている日本人2名の早期解放を強く要求するとともに、現地に滞在する在留邦人の生命と財産の保護を求めました。これに対し、アラグチ外相は「在留邦人の安全確保に協力する」と応じたことを、茂木外相が記者団に対して明らかにしました。
会談では、イランによる湾岸諸国の民間施設などへの攻撃や、国際的な海上交通の要衝であるホルムズ海峡の航行の自由を脅かす行為についても言及されました。茂木外相はこれらの行動を非難し、直ちに停止するよう強く求めています。
核兵器開発を許さない日本の立場を改めて説明
同時に、茂木外相はイランの核兵器開発を決して許容しないという日本の一貫した立場を説明しました。核問題を含む諸課題の解決に向けては、「国際社会と緊密に連携し、あらゆる外交努力を惜しまない」との方針を伝えています。
今回の電話会談は、中東地域における緊張が高まる中、日本政府が外交ルートを通じて積極的に働きかけを行ったことを示すものです。邦人の安全確保と地域の平和と安定への貢献が、日本の重要な外交課題として位置づけられています。



