ロシアのプーチン大統領が北方領土の択捉島を訪問したことについて、ウクライナのシビハ外相が13日、SNSで「いかなる訪問も、時間の経過も既成事実化の試みも、占領を正当化することはできない」と非難した。
「日本を完全に軽視」との見方
シビハ氏は投稿で択捉島について、欧米メディアでよく使われるロシア語読みの「Iturup」(イトゥルップ)ではなく、「Etorofu」と表記。プーチン氏の訪問について「日本を完全に軽視している」「威嚇し、緊張を激化させ、違法な占領を常態化させようとする意図的な試み」との見方を示した。
シビハ氏はまた、プーチン政権について「(他国が)建設的な措置をとっても、それを評価したり、尊重したり、相応の対応をとったりすることはない」と断じた。
過去の訪問との関連
プーチン氏はウクライナでも、占領地に自ら足を踏み入れてきた。2014年にはロシアが一方的に併合したクリミア半島を、23年には軍事的に制圧して占領下に置いたウクライナ南部の港湾都市マリウポリを、それぞれ訪問している。
シビハ氏はこれらを念頭に「ロシアはあらゆる場所で、帝国主義的な同様の手口を用いる」と指摘。具体的には「他国の領土を占領し、軍事化を進め、隣国を脅し、違法なことを不可逆的だと世界に受け入れさせようとする」ことだと訴えた。
国際社会への呼びかけ
投稿では、その「パターン」を成功させてはならないと主張。ウクライナ支援を続けてきた日本に改めて謝意を示した上で、国際社会に対しても、この訪問を非難するよう呼びかけた。



