高市早苗首相は12日、イランのペゼシュキアン大統領と約20分間、電話会談した。イランとオマーンが新航路設置に向けて交渉しているホルムズ海峡に関し、首相は「追加的な費用のない形で、自由で安全な航行が重要」と強調し、海峡利用国を含む国際社会とも話し合うよう求めた。
会談の詳細と背景
会談後、首相官邸で記者団に明らかにしたところによると、両首脳の電話会談は6月以来で、米イランの戦闘開始後4回目となる。ペゼシュキアン氏からは、オマーンとの交渉の現状や今後の見通しの説明を受けたが、首相は詳細については明かさなかった。
中東情勢への懸念表明
ホルムズ海峡の代替の原油輸送ルートとなっているイエメン沖のバベルマンデブ海峡でも船舶への攻撃が起きている現状に関し、首相はペゼシュキアン氏に「深く懸念している」と述べた。その上で、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対し自制を強く働きかけるよう要請した。
米国とイランの対立が続く中東情勢について「外交を通じた事態の沈静化の早期実現を強く期待する」と伝えた。



