和歌山市長選、新人5人と元市長の計6人が立候補し過去最多タイ 中心市街地の活性化など争点、9日投開票へ
和歌山市長選に新人5人と元市長の計6人が立候補、過去最多タイの混戦 9日投開票へ

2日に告示された和歌山市長選には、いずれも無所属の新人5人と元市長1人の計6人が立候補した。市選挙管理委員会によると、立候補者数は2006年と2014年に並んで過去最多となり、9日の投開票に向けて混戦が予想される。

立候補したのは、前県議の尾崎太郎氏(61)、前市議の浜田真輔氏(64)、前市議の芝本和己氏(58)、元市長の旅田卓宗氏(81)、前県議の片桐章浩氏(64)、映像会社役員の幸前青空氏(25)。現職の尾花正啓市長(73)は不出馬で、選挙戦では中心市街地の活性化や産業、観光振興策などを巡り論戦が交わされそうだ。

各候補が第一声

尾崎氏は市内のホテルで開かれた出陣式で、かつて市長を務めた父について触れ、「父の背中に追いつこう。たくさんの笑顔で市を元気にしようと決意した」と支援者らに出馬の理由を説明。当選を果たせば市内を流れる川の浄化に注力するなどと力説し、「市議1期、県議6期の経験を生かし、コツコツと練ってきた政策を市民に問うていきたい」と訴えた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

浜田氏は市中心部にある事務所前での出陣式で「尾花市長が勇退するという発表があり、出馬を決意した。市議を辞職したのは後ろに引かない私の覚悟だ」と強調。「空き家対策や耕作放棄地の解消、それに教育や福祉。様々な分野にバランス良く目を配り、問題を解決していく」とも力説し、支援者と「出番だ浜田」と声を上げて選挙カーに乗り込んだ。

元市長は50万人都市を主張

芝本氏は同市狐島の飲食店駐車場で第一声に臨み、支援者らに「皆様のおかげで、ここまで来ることができた」と感謝。市議に加えて社会福祉士などとしての活動を「いろんな方に寄り添い、その姿勢を見てもらってきた」と振り返り、「皆様の気持ちを形にします」と呼びかけた。

旅田氏は午後2時頃、市中心部のぶらくり丁商店街で第一声。「生まれ育ったふるさとが衰退し、沈没しようとしている。『黙って見ていられるか、もういっぺん頑張ろう』と思った」と出馬の理由を語った。産業を誘致して「まず働く場所を倍にし、50万人都市にしたい」と主張。候補の中で最高齢ながら「年じゃない、やる気。やる気さえ持てば実現できる」と聴衆に訴えた。

現市政の継承と若者の力

片桐氏は午前9時頃から和歌山市役所前で開かれた出陣式で、県議を5期務めた経験に触れ、「県議会では『ふるさとの和歌山市も発展させる』との思いで質疑に立ってきた」とアピール。その上で「尾花市長は12年間、市の未来につながる礎を築いてくれた。しかし、まだ仕上げることが残されている。(尾花市長の)意思と政策を引き継ぐ」と意気込んだ。

幸前氏は午前11時過ぎに市選挙管理委員会へ立候補の届け出を済ませると、報道陣の取材に応じ、「街の活性化などのためには、若者の活躍が第一だと考える。若者が元気に活躍し、公正、透明でクリーンな市政を目指す。市民が主役の新しい市を作っていきたい」と語った。25歳での出馬については「『圧倒的な行動力、しがらみゼロ』だと訴えたい」と述べた。

市議補選には8人

市長選への出馬を表明していたイベント企画業の福井清光氏(57)は立候補を届け出なかった。和歌山市議補選(欠員3)も2日に告示され、新人7人、前議員1人の計8人が立候補を届け出た。党派別では自民3人、維新1人、参政1人、共産1人、無所属2人。投開票は9日。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ