体調不良で前市長が辞職したことに伴う二戸市長選が6日、告示された。新人で前副市長の戸舘弘幸氏(64)(無所属)以外に立候補の届け出はなく、戸舘氏が無投票で初当選を決めた。無投票当選は2018年以来8年ぶり。
当選確実の瞬間、支持者と喜び分かち合う
同日夕に当選が決まると、戸舘氏は同市石切所の事務所で花束を受け取り、集まった支持者らとともに喜びを分かち合った。マイクを握った戸舘氏は、引き締まった表情で「市長の重責を担うことになった。挑戦的な心を持って、市民の皆さんと共同で創造的なまちづくりをしていきたい」と抱負を述べた。
人口減少への課題、産業連携で「稼げる二戸市」目指す
報道陣の取材に応じた戸舘氏は人口減少を課題に挙げ、「農林畜産業や工業、ものづくりなど産業間の連携を図っていく。市産品を作り、付加価値をつけることで二戸が持っている本来の力を発揮し、『稼げる二戸市』にしていきたい」と意気込みを語った。
今回の市長選は、今年1月の市長選で初当選した五日市王氏(57)が、体調不良を理由に7月末に辞職を表明したことを受け、実施された。戸舘氏は「病に伏された前市長の無念に心を寄せながら、市政の継続性にも配慮していく」と話した。
1月の選挙で敗れた戸舘氏、公約に若者・女性の自己実現掲げる
1月の選挙で約1600票差で敗れた戸舘氏は、先月中旬に出馬を表明。「将来世代が戻ってきたい、住み続けたいと思えるような二戸市を作りたい」とし、若者や女性が自由に自己実現できるまちや、持続可能な自治体経営などを公約に掲げていた。
市議補選(欠員1)も6日告示され、元議員1人と新人1人の計2人が届け出た。投開票は13日。5日現在の選挙人名簿登録者数は2万506人。



