盛岡市議会は8日、政務活動費をだまし取ったとして書類送検された山崎智樹議員(46)に対する議員辞職勧告決議案を、9月定例会の本会議で全会一致で可決した。採決を前に山崎議員は退席し、議長を除く議員36人全員が起立して賛成した。
辞職勧告決議案の内容と提出者
決議案は、山崎議員が以前所属した最大会派・盛友会の田山俊悦幹事長が提出者となり、決議文を読み上げた。決議では、山崎議員が8月24日の議員全員協議会で経緯や事実関係の具体的な説明をしなかったと指摘。「捜査中であるが、市民の負託を受けた公職としての説明責任は自ら果たすべき」「議会の名誉と品位に重大な影響を及ぼし、市民の信頼を著しく損なうという事態を招いている」とし、「速やかに議員の職を辞するよう強く勧告する」と結んだ。
山崎議員の対応と事件の経緯
決議に法的拘束力はない。可決後、山崎議員は議場に戻り、一般質問を自席から聞いた。山崎議員は2023年度の政務活動費の収支報告書にうその領収証を添付し、議会報告冊子のデザイン・印刷代名目で12万円を市からだまし取ったとして、8月3日に詐欺容疑などで書類送検された。
全員協議会では、実際の支出と異なる内容を記載したことを認め、「深く反省している」と謝罪。一方で、訂正や返還、再発防止に取り組むとして、議員辞職を否定していた。



