図書館の存続が市長選の争点に 清瀬市で市民団体が候補擁立、原田氏が当選
図書館存続が市長選の争点 清瀬市で市民団体が候補擁立

東京都清瀬市で今年3月に行われた市長選で、市立図書館の存続を訴えた新人候補の原田博美さん(51)が、自民・公明推薦の現職を破って当選した。争点となったのは、前市長が利用率の低迷を理由に打ち出した図書館4館の廃止計画だった。

廃止計画に市民が反発、住民投票求め署名活動

前市長は2024年、6館あった図書館のうち4館を約1年後に廃止する改正条例案を市議会に提出し、賛成多数で可決された。代わりに本の宅配サービスが導入されたが、閉館の方針が直前まで公表されなかったことに市民の一部が反発。「住民投票で夢のある図書館を創るきよせの会」が結成され、閉館の是非を問う住民投票の実施を市議会に求めた。

代表の室澤隼也さん(39)は「図書館は自分の人生になくてはならない存在で、週末ごとに地域の図書館に通っていた」と話し、「(住民投票の実施に必要な)署名集めは大変だったが、住民の反応はとても良かった」と振り返る。

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署名6倍も条例案否決、市長選へ候補擁立

必要な署名数1263筆の6倍以上の7674筆が集まったが、市議会は住民投票の条例案を否決。市は閉館する計画だった4館のうち1館だけは当面残すことにした。

会のメンバーは納得せず、関根美保子さん(79)は「翌年に迫っていた市長選に候補を擁立するしかない、と候補者を探し始めた」と話す。最終的に会の要請を受けて原田さんが立候補を決め、図書館の再開を訴えた。会のメンバーの多くも応援した。

原田さんは市長として初登庁した後、図書館の再開に向けた取り組みを進めている。

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