山口県上関町長選は4日に投開票され、無所属現職の西哲夫氏(79)が、無所属新顔で平生町在住の自然体験観光業の原康司氏(54)を破り、再選を果たした。当日有権者数は1890人。投票率は77.99%(前回74.97%)だった。
中間貯蔵施設の賛否を問う選挙に
西氏は町長選を中国電力が町内に計画する使用済み核燃料中間貯蔵施設建設の賛否を問う選挙と位置づけ、「町の存続に施設が不可欠」と訴えた。知名度の高さに加え商工関係者らの手厚い支援を受け、支持を広げた。
西氏「町の存続に不可欠」と訴え
西氏は当選後、県漁業協同組合支店で支持者らと万歳。「私はこの選挙、町に中間貯蔵施設が必要なのか必要でないのかの審判と位置づけて施設の必要性を訴えてきた。皆さんの力強い声援が力になりました」と喜びを表した。その上で「町の一番の課題の人口減少を緩やかにするには中間貯蔵の力が必要。しっかりこの政策を前へ進めていきたい」と言い切った。
原氏は賛否示さず
原氏は中間貯蔵施設への賛否は示さず、建設計画が町を分断させたと批判。原子力施設の交付金に頼らない財源確保を唱えたが及ばなかった。
開票結果は次の通り。西哲夫 79 無現 (2)=当選 1023票。原康司 54 無新 428票(確定得票)。