JR東日本、水素ハイブリッド電車「HYBARI」を2027年度末に営業運転へ
JR東日本、水素ハイブリッド電車「HYBARI」を27年度末に営業運転

水素ハイブリッド電車「HYBARI」の営業運転開始時期を発表

JR東日本は14日、水素を燃料とするハイブリッド電車「HYBARI」について、2027年度末をめどに営業運転を開始すると発表した。試験車両を営業車両に改造し、鶴見線と南武線支線(尻手~浜川崎間)に投入する。さらに、より広範囲な線区で走行可能な次世代水素ハイブリッド電車の開発に着手し、2030年度末をめどに営業運転を開始することも併せて発表した。

「HYBARI」の仕組みと実証試験の成果

「HYBARI」は、水素を燃料とする燃料電池装置と蓄電池を搭載したハイブリッド電車である。搭載した水素を燃料電池へ供給し、空気中の酸素と化学反応させることで、地球温暖化の原因となるCO2を排出せずに発電できる。2022年3月から実証試験を実施し、鉄道車両としての性能やシステムの安定性を検証してきた。

営業運転に向けた改造と水素充填計画

今後、「HYBARI」は営業運転に向けて、日本初となる水素を利用した営業車両に改造される予定だ。水素の充填は鎌倉車両ベース(中原)で実施し、35MPaの高圧水素を使用する。1回の充填で走行可能な距離は約70km。営業運転の詳細は改めて発表される。

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次世代水素ハイブリッド電車の開発

「HYBARI」で得た知見を基に、世界初とされる70MPaの高圧水素を使用する次世代水素ハイブリッド電車の開発もスタートする。ディーゼル車両と同等の走行距離と、連続する勾配線区にも対応可能な走行性能を両立させ、広範囲な線区で運用可能な車両の実現を目指す。次世代車両の導入に際しては、より短時間で高圧の水素を充填できる設備も整備する。

将来の水素調達と海外展開の可能性

将来的には、海外で製造して国内へ輸入する水素や、国内の再生可能エネルギーが豊富な地域で製造する水素の活用を検討する。JR東日本は、世界各地の環境問題に対する解決策として、車両や関連技術の海外展開も視野に入れているとしている。

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