東京都稲城市議会で9日、市立中学校の教科書採択に関する質疑があった。採択に先立つ2024年7月の懇談会で「育鵬社の教科書に市長が関わっており、歴史教科書は育鵬社に投票して欲しいと教育長が発言したとの情報がある」と市議が指摘した。杉本真紀子教育長は「事実と異なる」と答弁した。
市長の教育政策への関与
育鵬社版は保守色の強い記述で知られる。稲城市の高橋勝浩市長は伝統や規範を重視する教育政策に賛同する「教育再生首長会議」の会員だ。市議の指摘に関連し、懇談会で「団体にトップが関与」と手書きメモがあったとされる。
市長も否定
市長もこの指摘を否定している。市議会では、教科書採択の過程における市長や教育長の関与が改めて問われたが、両者とも事実関係を否定した。



