福岡県、議会対応の慣習見直しを表明
福岡県の服部誠太郎知事は14日、県職員が県議会議員を「先生」と呼ぶなど、議会対応に関する長年の慣習を改めると正式に表明した。服部知事は定例記者会見で、これらの行為が議会に対する県の過度な忖度(そんたく)を表していると指摘。一掃することで、執行部と議会の正常な関係を確保したいとの考えを示した。
具体的な見直し内容
県が改める対応は以下の通り。第一に、職員が県議を「先生」と呼ぶのをやめ、「議員」や「委員長」など職名で呼称する。第二に、県議が委員会室に入室する際に県執行部が起立してお辞儀をする慣行を廃止する。第三に、委員会終了後の退室時に見送りを行う慣習もやめる。服部知事は「数十年来根付いてきた意識を変えなければいけない」と自省し、「県職員の姿勢、矜持(きょうじ)が問われている。悪しき慣行慣例と決別する」と述べた。
即日実施、職員の反応
県によると、同日の委員会では早速、議員入室時の起立と終了後の見送りをいずれも行わなかった。ある職員は「出迎えやお辞儀は最小限にする」と語り、意識改革が進んでいることを示した。
議員側も是認
自民党の県議は「(職員に)先生と呼ばれて勘違いする議員はいる」と明かし、「過剰な忖度があったことは事実。直していかなければならない」と語り、見直しを歓迎する姿勢を示した。
背景に政治資金パーティー券問題
県は今回の見直しを、県庁の互助組織「部課長会」が県議の政治資金パーティー券を購入していた問題を受けて検討してきた。この問題が発覚したことで、議会対応全般の見直しが加速したとみられる。



