福岡県の服部誠太郎知事は30日、県議会の海外視察について、県の第三者委員会で調査することを表明した。議会活動を県が調査・検証するという踏み込んだ対応に出ることで、知事と県議会の関係に変化が生じる可能性もささやかれている。
知事、議会への根回し否定
服部知事は、財政課長や副知事として議会対応を長年務めた。2021年の知事就任の立役者は、県議会の「ドン」といわれる自民党の蔵内勇夫議長。その蔵内氏がライフワークとする「ワンヘルス」について、県は多額の予算をつけて推進に力を入れている。
県議会の海外視察を調査することについて、知事は30日、蔵内氏への根回しを否定。報道陣に「県と県議会がいびつな関係になっておるのではないかという疑念を持たれている状況なので、調整をすることはあり得ない」と強調した。
第三者委は、県庁の互助会に関する問題なども含め、幅広く調査する見通し。知事の姿勢に、県幹部からは「今までは議会を気にして言わなかったが…」との声も聞かれる。



