南米パラグアイを訪問中の秋篠宮ご夫妻は24日午前(日本時間24日夜)、首都アスンシオンの私立学校「日本パラグアイ学院」を視察された。同学院はスペイン語と日本語が学べる幼小中高一貫校として2001年に開校した。秋篠宮ご一家は、同学院の生徒が研修旅行で来日するたび、宮邸などに招いて面会されている。
幼稚園児の合唱や工作授業を見学
ご夫妻は、幼稚園児の手話を交えた合唱に参加したり、高校生の工作の授業を見学したりされた。視察後は見送りに立った生徒らとふれあい、別れを惜しまれた。
この日で訪問の日程は終了し、ご夫妻は同日午後(日本時間25日未明)、アスンシオン郊外の空港から帰国の途につかれた。
移住者から日系4世まで幅広く交流
現地での6日間、秋篠宮ご夫妻は、戦前にパラグアイに渡った移住者から子孫の日系4世まで幅広い世代と交流された。
日系の人々は遠い異国の地を開拓し、農作業に励んだ。ご夫妻は対面した人々の手を包み込むように握り、労苦をねぎらわれた。88歳の女性は「温かい心が伝わってきました」と感極まった様子で話した。
「両殿下の訪問は、地理的な距離を超え、パラグアイと日本を結ぶ友情、敬意、協力の強固な絆の象徴です」。同国のサンティアゴ・ペニャ大統領は式典のあいさつでそう述べた。
次世代へつながる絆
日本語教育を取り入れた学校の視察では、秋篠宮さまが後列に並ぶ子どもたちにまで手を伸ばし、ふれあわれた。歌で見送る子どもたちを、紀子さまが優しく抱きしめられる場面もあった。
この絆を次の世代でも深めてほしい――。ご夫妻のそんな思いが伝わってきた。



