大阪府の泉佐野市と泉南市が、周辺自治体を含めた合併の可能性を検討する協議会を設ける方針を固めたことが、両市幹部への取材でわかった。近隣の阪南市と熊取町に参加を打診する。
「泉州南未来像研究会」で提案へ
5日に3市1町の首長が出席する「泉州南未来像研究会」で、泉佐野市の千代松大耕市長と、泉南市の山本優真市長が提案する予定。
泉佐野市と泉南市の幹部によると、人口減が進む中で、関西空港周辺の競争力や市民サービスを強化する観点から、協議会設置が必要と判断した。
任意協議会で合併の効果を研究
市町村合併は、地方自治法などに基づく法定協議会の設置後、市町村議会と都道府県議会で議決を得ることなどが条件となる。今回、両市が設置しようとしているのは、法定ではなく、任意の協議会。合併を前提とはせず、合併した場合の経済効果や市民サービスへの影響などを研究・検討する。
大阪府が指定を目指す「副首都」の機能強化につなげることも目指して議論を進める。合併が実現すれば、国に合併特例債などの財政支援を求める。
3市1町の人口は減少傾向
国勢調査によると、昨年10月の3市1町それぞれの人口(速報値)は泉佐野市10万329人、泉南市5万6136人、阪南市4万7657人、熊取町4万2511人で、この10年でいずれも減少傾向にある。