福岡県議会の第1会派・自民党県議団の議員1人が会派を離脱したことが25日、会派幹部への取材でわかった。県議会では、議長・副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑などで混乱が続いており、一連の問題の発覚後、自民会派の離脱者が出るのは初めて。
神崎聡議員が24日に会派離脱を申し出
会派の渡辺勝将会長によると、離脱したのは、神崎聡議員(当選4回、田川郡選出)。神崎氏から24日に会派離脱の申し出があり、受け入れたという。
疑惑などをめぐり、自民の蔵内勇夫議長に対し、17日の臨時会で「議長辞職勧告決議案」が出された。自民会派は、採決中止を求める緊急動議を出し、所属議員に賛成するよう会派拘束をかけた。自民議員1人を除く全員と、民主会派の一部議員らが動議に賛成し、決議案の採決は見送られた。
離脱の理由「自分の信念を貫きたい」
渡辺氏によると、この時の自民会派の方針について、神崎氏は「納得した」と話している。一方で、「今後自分の信念と違う行動を迫られるかも知れないので、自分の信念を貫きたい」と離脱の理由を語った。「地元で理解して頂くのが難しい」、「会派になじめなかった」などとも話したという。
渡辺氏は「真摯(しんし)に受け止めないと行けない。自民党を前に進めるという思いで取り組んでいる」と話した。
副議長選に敗れた神崎氏、蔵内氏は25日にも辞職か
神崎氏は16日に投票が行われた副議長選の自民党内候補を選ぶ選挙に立候補し、板橋聡氏に敗れていた。
金銭授受疑惑について、「ドン」といわれる蔵内氏ら自民会派の幹部は金銭の要求や受け取りを否定しているが、自民幹部が議員辞職するという事態に発展している。25日にも蔵内氏が議員辞職する見通し。前副議長の中尾正幸氏に続いて2人目となる。



