福岡県議会の蔵内勇夫議長が辞職意向、数々の発言が物議
福岡県議会の蔵内勇夫議長が辞職意向、発言が物議

高額な海外視察や金銭授受疑惑を巡り批判が高まっていた福岡県議会の蔵内勇夫議長(72)が24日、議員辞職する意向を明らかにした。「福岡県議会のドン」とも呼ばれた蔵内氏は、一連の疑惑に関連した発言で繰り返し物議を醸していた。

疑惑への反応と「炎上」発言

7月8日、吉松源昭県議らが、蔵内氏が議長就任前に自民党県議団幹部に計2840万円を支払わされたなどと実名で告発・問題視したことを受け、蔵内氏は「金銭の話は一切ございません」「心外であります」と全面否定した。

同月24日には、ネット上で批判が膨らむ中、「炎上して、日本で一番悪い男が蔵内勇夫だと言われている」と自虐的に表現した。

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首相との懇談や海外出張を巡る波紋

同日、蔵内氏は全国都道府県議会議長会の会長として、首相官邸で高市早苗首相との懇談に臨んだ。高市首相から直接の激励はなかったものの、「目くばせされた」と受け止め、「(高市首相からは)『頑張れ』というような目で見ていただいたと思います」と述べた。この発言は永田町や官邸周辺から「私たちを巻き込むな」と大きな反発を招いた。

蔵内氏は日本獣医師会と世界獣医師会のトップを兼ねる。8月5日、獣医師会業務の海外出張先のネパールから帰国した際には、「ネパールは天国だった」と発言した。福岡県政の混乱や、7月28日に熊本を最大震度7の揺れが襲い被災地が苦しむ中での海外出張の感想として、「国民感覚と乖離している」などと批判を浴びた。

証言への反論と辞職表明

8月10日には、一連の金銭授受疑惑への関与を重ねて否定。蔵内氏に500万円を渡したとする他会派元副議長の匿名証言については「十数年前の話であり、本人の勘違いではないか」と述べていた。

来年春の県議選への立候補の是非については「皆さんが既に、お感じになっている。今言う必要はない」と明言を避けていた。蔵内氏の議員辞職は8月25日に行われる見通しだ。

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