福岡県議会議長就任祝賀会、翌年も同じ宴会場で開催 収入4168万円
福岡県議会議長祝賀会、翌年も同じ宴会場で開催

福岡県議会の金銭授受疑惑で、香原勝司議長の就任祝賀会が2023年9月29日に開かれ、政治資金収支報告書によると873人がパーティー券を購入し、収入は計4168万円に上った。香原氏は取材に対し、パーティー開催や規模は慣例に従ったと説明している。

前年も同じ宴会場で祝賀会

ほぼ1年前の2022年9月28日にも、同じホテル日航福岡(福岡市)の「都久志の間」で、香原氏の前任である桐明和久氏の後援会による議長就任祝賀会が開かれ、1866万円の収入があった。

県広報で政治資金収支報告書の記録をたどると、その前年は秋田章二氏側が2120万円、さらにその前年は吉松源昭氏側が約3929万円を、いずれも議長就任祝賀会で集めていた。

疑惑の発端と証言

福岡県議会の金銭授受疑惑は、吉松氏が「議長就任前に、自民党県議団幹部に約2千万円を求められて払った」と証言して表面化した。吉松氏はさらに、「自民会派幹部から『議長になればパーティーで金を回収できる』と言われた」とも証言している。

これまでに計6人の議長・副議長経験者が、金額は違うが、就任前に自民会派幹部らに金を払ったり旅費を負担したりしたと証言した。県広報などによると、旧民主党系を含む副議長側も2020~24年に6人が就任祝賀会のパーティーを催し、730万~約2006万円を集めていた。

県幹部職員からの資金流入

「県議会のドン」と呼ばれた蔵内勇夫前議長ら自民会派幹部は、こうした疑惑を全面否定している。また、就任祝賀会には県の幹部職員からも金が流れる仕組みがあったとされ、課長級以上の職員の大半がパーティー券を購入していたという。

1~2年交代の議長ポストを名目に金を集め、政官癒着の舞台にもなっていた構図が浮かぶ。